熱中症予防法・対策

熱中症予防法・対策

熱中症の対策方法は大きく4つに分別されます。

 

からだの状態を整えておく事、水分を多くとる事、身体をとりまく温度を管理する事、またからだの温度が上ってしまった後の処置です。

 

まず、からだの状態を整える事においては、先に述べた通りからだの体力を低下させない事が大切となります。

 

食べ物による体調の調整もできますし、なにより生活習慣を改善する事が一番効果的と言えるでしょう。

 

また、体温が上がってしまいそうな状態(炎天下での作業)の際、もし体調がすぐれなければ、意識して身体を冷やすようにし、直射日光に当たらないように気を付けるといった工夫が必要です。

 

水分の補給においては先に述べた通りです。適切な温度の水を、可能なら塩分と糖分を調節してとるようにして下さい。

 

また、一度にたくさんの水分を口にすると人間の水分吸収の限界をオーバーしてしまい、効率的に吸収できません。

 

間をあけてこまめに飲むようにこころがけましょう。そして、からだの周りの気温のコントロール。これが最も重要だと言えます。

 

気温が高ければ、建物の中でも熱中症を発症します。エアコンや扇風機でからだを冷ますように心がけて下さい。

 

もし冷房設備が十分でなく、身体を冷やせないような場合は、濡れたタオルで身体をふく・首に巻きつけるなどして、温度を下げる事が可能となります。

 

最後に、体温が上がってしまった後の処置です。ほとんどの場合、重度の熱中症に陥ったあとに水分を摂取しても効果的に作用しません。

 

すでに発汗機能が熱より損なわれてしまっているためです。万が一熱中症にかかってしまったら、まずからだを十分に冷やせる場所に移動すべきです。

 

エアコンなどの設備がない場合は、水やアルコールでカラダを拭きます。気化熱がからだの熱を取り去ってくれます。

 

症状がひどいときは速やかに病院に行く事をおすすめします。

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